2020/10/19 08:55
自分自身で婚礼家具を処分しようと決めたくせに
しばらくはメソメソ ウジウジしていました。
「災害ゴミ」として指定された場所に置いたのですが
地震後は何かと混乱して、ゴミ置き場も山のようになって色々なものがありました。
回収車がすぐに来てくれるには時間がかかります
解体したタンスが雨ざらし日ざらしになって朽ちているさまを嫌でも目にしなければなりませんでした
いざ回収されるとき、のみ込まれていくタンスの音が何とも言えなくて
自分の心もズタズタに引き裂かれるような気持になりました。
終活前倒しだと無理に自分に言い聞かせたことを後悔しはじめていました。
そんな気持ちのまま NHK Eテレ 美の壺 を見ていた時のことです。
その日のタイトルは「日傘」
その中で嫁入り道具の一度も袖を通さなかった大島紬を日傘にリメイクするシーンが目に飛び込んできました。
和ダンスはなくなったけど着物があり、その中で
自分には裄(ゆき)が足りない、しつけ糸がついたままの未着用の紬があります。
色が紺色に赤の植物モチーフが織り込まれてあり気に入っていました。
趣味でミシンを踏むことを知っていた知人から「何かの役にたてて」と着物を幾つか譲り受けていました
そうだ、それを日傘にしよう!
塞ぎがちだった気持ちがやっとポジティブになったときでもありました。
幸いミシンは地震の被害に遭わず無事でしたので着物を解くことから始めました。